シャワールームを作るメリット・デメリットとは?

    シャワールームを作るメリット・デメリットとは?

    シャワールームとは、シャワーが設置されたスペースのことです。欧米ではゲスト用の部屋や子供部屋などにシャワールームが設置されることが多く、日本に置いてもライフスタイルや家族構成によってはセカンドバスルームとしてシャワールームを設置する家庭もあります。

    そこで、ここではシャワールームを作るメリットとデメリットについて解説していきます。

    目次

    シャワールームを自宅に作るメリット

    まずはシャワールームを自宅に作るメリットを7つご紹介します。

    シャワールームを自宅に作るメリット
    • 掃除がしやすい
    • 狭い場所でも設置できる
    • 介護でも使える
    • 水道光熱費を節約できる
    • 2階にも設置できる
    • 年中快適に使える
    • 浴室よりの安価

    それぞれのメリットについて見ていきましょう。

    掃除がしやすい

    シャワールームには浴槽がないため、浴室よりも圧倒的に掃除が楽です。浴室よりもスペースが狭いので、掃除する範囲が少なくて済みます。毎日のメンテナンスも、水分を拭き取るだけでカビ予防が可能です。

    狭い場所でも設置できる

    シャワールームはユニットバスの半分程度のスペースがあれば設置できます。非常にコンパクトなので、広いスペースを確保できない場合でもシャワールームの設置が可能です。また、お風呂を設置する場合は、浴槽の重さに耐えられるように床の補強が必要ですが、シャワールームではそんな大掛かりなリフォームは必要ありません。

    介護でも使える

    介助者が介護する方をお風呂に入れるのは大変ですが、シャワールームであれば移動が楽なので介助者の負担も少ないというメリットもあります。また、シャワールームは、介助者が一緒に入れるようなゆとりあるサイズも自由に設計・設置しやすいなど比較的自由度の高さも特徴です。

    水道光熱費を節約できる

    浴槽にお湯を張るよりもシャワーだけの方が水道光熱費を安く抑えることができます。ランニングコストを減らせるメリットはとても大きいですよね。また、シャワーヘッドによっては、水流を減らしながら水圧を変えないエコな商品も多く登場しているので、そのようなシャワーヘッドを選ぶのもおすすめです。

    2階にも設置できる

    ユニットバスの場合、2階に浴室を作る時に床の補強工事が必要です。しかし、シャワールームなら床の補強工事は基本的には必要ありません。そのため、2階にも設置できるというメリットがあります。

    年中快適に使える

    浴室よりも狭いシャワールームは、室内全体が温まりやすいので寒い冬でも快適に使えます。また、設置場所の自由度も高いので、自室の隣に設置したり、押入れの一部をシャワールームにしたりといったリフォームも可能です。工夫次第で年中快適に使えるシャワールームを作れます。

    浴室よりの安価

    浴槽付きの浴室のリフォームでは少なくとも数十万円、多くて数百万円かかることがあります。しかし、シャワールームの設置は、浴槽付きの浴室のリフォームよりも安く設置できる可能性が高いです。セカンドバスルームとして設置するのも良いでしょう。

    シャワールームを自宅に作るデメリット

    続いて、シャワールームを自宅に作る場合のデメリットをご紹介します。

    シャワールームを自宅に作るデメリット
    • リラックスしにくい
    • 海外製だと修理が難しい
    • 木造だと防水処理が必須
    • 排水音が下に響く
    • 工事費用が高くなる可能性がある

    それぞれのデメリットについてみていきましょう。

    リラックスしにくい

    湯船に浸かって体の芯まで温まりたい方にとっては、シャワールームはリラックスしにくい可能性があります。疲れも取れにくく、物足りないと感じるかもしれません。セカンドバスルームとしてシャワールームを設置し、定期的に湯船のある浴室を利用すれば、疲れを癒すこともできます。もしくは、シャワールームのみを設置し、時々銭湯を利用するという方法もあります。

    海外製だと修理が難しい

    シャワールームには海外製のものもあり、非常にデザイン製が優れています。しかし、この場合、国内製のパーツが適合しないことがあるため、故障時に部品を海外から取り寄せなければなりません。修理工事の難易度も上がるため、修理費用が割高になる可能性もあるでしょう。

    木造だと防水処理が必須

    2階にシャワールームを設置する場合に注意すべき点は、防水処理です。特に木造の場合、防水処理や対策をしなければなりません。なぜなら、水漏れを引き起こす可能性があるためです。1階に配管が集中していると2階にシャワールームを設置するときに配管工事がしにくい場合もあります。現状の家の状態を業者に見てもらったうえでシャワールームの設置場所を検討しなければなりません。

    排水音が下に響く

    シャワールームを2階に設置すると、排水音が1階に響いてしまう可能性があります。滞在時間の長いリビングや寝室の真上にシャワールームを設置すると、音がストレスに感じる可能性もあるので、シャワールーム設置場所は慎重に決めましょう。

    工事費用が高くなる可能性がある

    先ほど、シャワールームは浴槽のあるユニットバスよりも安いとお伝えしましたが、場合によってはシャワールームの工事費用が高額になる可能性があります。水道管や排水管の引き込みや防水工事によって通常の浴室リフォームよりも大掛かりな工事が必要になるケースもあるのです。現状の家の状態や配管の位置などを業者に確かめてもらい、リフォームの見積もりを出してもらって工事を検討しましょう。

    まとめ

    シャワールームのメリット・デメリットをご紹介しました。その内容を踏まえ、シャワールームは以下のような方に設置をおすすめします。

    シャワールームがおすすめな人
    • 2世帯以上で暮らしている人
    • ルームシェアをしている人
    • シャワー浴がメインの人
    • 掃除やお湯はり時間を短縮したい人

    上記に当てはまる方にはシャワールームを家に設置することで、より快適な生活を送れるでしょう。ぜひこれまで解説したことを参考に、シャワールームの設置を検討してみてください。

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